住宅リフォーム・リノベーションのことならお客様満足度一番店を目指すリフォーム専門店・クラフトホームにお任せ下さい。

お問合わせ
0120-116-088

Kumaft Tsushin

クマふと通信2024年7月号
Kumaft Tsushin

水害から大切なご家族やお住まいを守る「水防」について考えましょう

7月から9月にかけては台風や集中豪雨などによって、毎年のように水害が発生する期間です。水害の被害を少なくするために重要なのが、国や自治体などの行政(公助)と、住民一人ひとりの取組(自助)、そして「水防(消防)団」を核とした住民による「水防活動」(共助)。今回は水害から大切なご家族やお住まいを守る「水防」のポイントについて紹介します。

水害は一体どのくらい起きているの?

水害の発生件数

雨が多い日本では、毎年のように大雨による河川の氾濫などで個人住宅や公共施設などに損害を与え、時には人命を奪う「水害」が起こっています。全国にある1,741市区町村のうち、平成23年から令和2年までの10年間に一度も水害が起きていないのは、僅か56市区町村(3.2%)に過ぎません。残りの96.8%の市町村では10年間に1回以上の水害が起きており、まさに水害は身近な災害の一つです。
水害の発生は7月前後の梅雨期や8月~9月の台風シーズンに集中しており、近年ではゲリラ豪雨と呼ばれる時間雨量50mmを超える豪雨の発生件数が増加傾向にあります。

近年の水害の被害事例
令和3年8月11日からの大雨により、西日本から東日本の広い範囲で大雨となり、総雨量が多いところで1,400mmを超える記録的な大雨となりました。国管理の六角川水系六角川、江の川水系江の川等をはじめ、都道府県管理河川を合わせて29水系88河川で氾濫等の被害が発生しました。

家庭ではどんな備えが必要?

水害ハザードマップ

①「水害ハザードマップ」で家や地域の水害リスクを知る
まず、ご自宅の周辺にどのような水害のリスクがあるかを知る事が必要です。そのために活用したいのが、自治体が提供する「水害ハザードマップ」です。これは想定される最大規模の降雨や高潮による浸水範囲・深さに加え、避難所などの情報を地図上に記載したものです。水害ハザードマップによりご自宅や周辺にどの程度の浸水の危険があるかを知る事ができますので、どのような備えが必要かを認識しましょう。
仮に河川の氾濫や高潮の被害を受けにくい高台であってもその地域の排水設備の機能を上回る降水量には対応する事は出来なくなります。特に激しい集中豪雨などの際は排水構などから雨水が溢れて周辺に浸水を引き起こしたり、地下室や地下駐車場が水没したりする事もあります。

②避難場所、避難経路を事前に確認する
安全に避難するためにはどの道を通って避難すればよいか、避難場所や避難経路、避難方法を事前に確認しておく事が重要です。ハザードマップで確認し、避難経路の途中に氾濫の恐れのある河川や、浸水する可能性のある窪地などがないか。また、そのような場所があったら他にどのような経路を通ってどこに避難すべきかなど、実際に歩いてみて周囲の安全を確認しておくことをお勧めします。

水害ハザードマップ ③非常時の持ち出し品を事前に準備する
避難時にすぐに持ち出せるよう、非常用持ち出し品をリュックサックなどにひと纏めにしておきましょう。具体的な非常用持ち出し品は下のチェックシートをご参考に、ご自分やご家族の状態に合わせてお選びください。乳児のいらっしゃるご家庭では紙おむつや粉ミルク、哺乳瓶は必要になり、ご高齢者がいらっしゃるご家庭では杖や補聴器、老眼鏡などが必要になります。
なお、非常用持ち出し品の数量は徒歩での避難を考慮して、無理なく背負って(持って)避難所まで歩ける量にしてください。数人で持ち運ぶ事を前提にして荷物を分ける事や同じものを2セット以上用意しておく事も考慮しておきましょう。

□ 食料品 飲料水、乾パンやクラッカー、レトルト食品、レトルトご飯、缶詰
□ 医薬品 救急医薬品、常備薬、マスク、衛生用品
□ 貴重品 現金、預金通帳、印鑑、健康保険証、身分証明
□ 衣 類 下着、タオル、寝袋、雨具、軍手、靴下、靴
□ 日用品 ナイフ、缶切り、懐中電灯、ラジオ、電池、ロープ、マッチ(ライター)、ローソク、ティッシュペーパー、使い捨てカイロ、ポータブルトイレ、筆記用具、ゴミ袋、固形燃料 etc.
□ その他 防災ずきん、ヘルメット、ヘルメットライト

④ご家族が離れているときの安全確認の方法を決めておく
ご家族が離れている時に避難しなければならない場合もあります。そのような場合の安否確認方法を決めておきましょう。災害時の安否確認のために活用出来る固定電話・携帯電話・インターネットによる「災害用伝言サービス」があります。家族でこれらの利用方法についても確認し、いざというときに活用できるようにしておきましょう。

水害のおそれがあるとき、避難の注意点は?

床下浸水

河川の氾濫や土砂災害などは一気に起こることがあるため、避難の遅れは生命に関わります。風雨が激しくなったり、日没後暗くなったりしてからでは移動が困難になりますので特にご高齢の方や小さなお子様のいるご家庭では早い段階から避難することが重要です。
早めの避難行動をとるために、大雨や台風などの接近時には気象情報や付近の河川の水位や雨量の情報などに注意しましょう。災害発生の恐れがある時は、気象庁から洪水注意報や洪水警報などの情報が発表されます。また、避難が必要な時には市区町村から避難指示等が発令されます。それらの情報は広報車や防災無線などで伝えられますが、地域によって異なることがあります。日頃からお住まいの地域での避難指示等の伝え方も確認しておく事をお奨めします。自治体のホームページには防災に対する情報が掲示されていますのでご覧になっておくと良いでしょう。

大雨や台風に備えたリフォームを

防災リフォーム・雨樋

豪雨・台風に備えた防災リフォームも視野に入れておきましょう。
災害時、飛散したガラスによる怪我は避けたいものです。強い力が加わっても割れにくく、万一割れても破片が鋭利になりにくい、防犯・防災用のガラスへの交換、雨戸やシャッターの設置、また雨樋の掃除や補修、屋根からの雨漏りや外壁の劣化なども災害時に備えてチェックしておきたい重要なポイントです。
防災リフォームに関してのご相談はクラフトホームにお気軽にお申し付け下さい。

クマふと

くまふと通信前号を見る

ページトップへ戻る