クマふと通信2023年1月号
Kumaft Tsushin
暖かい住まいで家族全員健康に!
明けましておめでとうございます。2023年もリフォーム専門店クラフトホームから暮らしの中でお役に立つふとした情報を発信して参ります。どうぞ本年もよろしくお願い申し上げます。
寒暖差の激しさは年々顕著になっており、住環境と健康との関係が重視されるようになっています。高血圧や循環器の病気は生活習慣病として広く知られていますが、住環境による『生活環境病』としても捉えるべきだとの認識が高まっています。
世界保健機関(WHO)は2018年に住宅と健康に関するガイドラインを発表し、その中で健康な暮らしを送るために「冬季の室温は18℃をキープすべき」という明確な指針を世界中に発信しました。
前回に引き続き、今回も住環境と健康についてご紹介して参ります。
家が寒いとこんなリスクが
「健康のために生活習慣を整えましょう」と言われても、「健康のために住環境を見直しましょう」と語られることはほとんどありません。しかし、ご存知のように家が寒いと次のような健康被害を及ぼすリスクがあります。
・部屋間の温度差によるヒートショックの危険 ・熱めの入浴による血管、心臓への負担 ・屋内外気温差による結論→カビ、ダニの発生、アレルギーなどの危険 ・寒さによる活動低下、体の強張りによる転倒事故の危険 ・血圧上昇、循環器・呼吸器系疾患のリスク ・冬が寒い家は夏の暑さも過酷。熱中症の危険 |
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「家中が暖かいことが重要です
築年数40年以上の家や温暖な地域の家など(右図参照:香川県や高知県)は断熱化が進んでいません。
WHOの勧告にある「冬季の室温18℃以上」は家中の温度を指していますが、居間が18℃以上でも、廊下は外気温並みということもあります。2000軒を超える世帯での調査では18℃未満の居室が、居間で59%、寝室で90%、脱衣所で89%もあるという結果が出ました。
ご家族の健康を考えるなら理想は家中が均一に暖かい家です。これは窓や壁、床などに適切な断熱リフォームを行うことで実現可能です。室温と血圧の関係は医学誌にも掲載され、住まいの温度と健康の関係性は明確なものとなりつつあります。
暖かい家だと血圧が安定します
起床時の室温とその時の最高血圧を測った所、80歳男性の場合、室温20℃で血圧140㎜Hg、10℃だと150㎜Hgになるなど室温が低いほど血圧が上がり、ハイリスクな状態であることが分かりました。
暖かい部屋と寒い部屋を行き来すると、血管の収縮と拡張が繰り返されるため血管壁が傷つき、それを修復しようとしてコレステロールが増加、基準値を超えると動脈硬化や循環器疾患を招くことにもなります。
血圧以外の健康診断数値についても、コレステロール値、心電図の所見に違いが現れました。
適度な湿度で感染を予防しましょう
建築物衛生法によれば、人に適正な相対湿度の範囲は40~70%といわれています。ウイルスは40%以下で活動しやすくなり、カビは70%以上で活発化します。つまり、適切な湿度の住まいは、ウイルスやカビにも強いのです。湿度が低いと皮膚や口中が乾燥します。
口中は乾燥すると口腔衛生が悪くなり、感染症にかかりやすい状態となります。室温だけでなく湿度を保つためにも、断熱リフォームをおすすめします。
窓・壁・床の断熱性能を向上させるリフォーム
壁パネルと床パネルには、わずかな薄さで大きな断熱効果を発揮する「真空断熱材」を採用。真空断熱材&床パネルと、断熱内窓『インプラス』との相乗効果が得られる断熱リフォームです。
ウォールインプラス:今ある壁の上から、高性能の真空断熱材をプラス。わずか24mmという薄さなので、部屋がほとんど狭くならずに断熱効果が向上。壁紙も美しく一新できます。
フロアインプラス:今ある床に高性能の真空断熱材をプラス。わずか15mmという薄さで、十分な断熱性と強度を発揮します。新しいフローリングで新築のような美しさに。
冬暖かく夏は涼しくお過ごしになれるお住まいで『生活環境病』を予防しましょう。
ご家族の健康は暖かいお住まいから
寒い冬も暖かいお住まいでご家族全員健康で快適にお過ごしになれます。断熱リフォームの事ならクラフトホームにご相談下さいませ。