クマふと通信2024年3月号
Kumaft Tsushin
辛い花粉症 本格飛散シーズンに気をつけておきたいあれこれ
毎年この時期になると花粉症の方は辛い症状に悩まされます。
今年は例年よりやや早めに飛散が始まっており、東京での飛散ピークはスギ花粉が3月下旬まで、ヒノキ花粉が3月下旬から4月中旬までと予測されています。今回は本格的な花粉の飛散シーズンに気をつけておきたいポイントあれこれをご紹介して参ります。
花粉から身を守るシンプルな対策
①マスクの装用
マスクの装用は通常のものでもかなり花粉を減らし、特に鼻の症状を軽くする効果があるとされています。実験によるとマスクをしない場合に比べて、通常のマスクでも花粉をおよそ70%削減し、花粉症用のマスクではおよそ84%の花粉を減少させる効果があったそうです。非常にシンプルですが鼻に入る花粉を軽減するのに効果的です。
②花粉を寄せ付けない服装を
一般的にウールやフリースなどは花粉が付着しやすいため屋内に持ち込みやすいと言われています。この時期の外出時には表面がつるつるしたナイロンやポリエステルなど化学繊維のスプリングコートやウインドブレーカーなどがおすすめです。衣服に静電気防止スプレーをかけたり、柔軟剤を使用したりすることで花粉の付着を抑える効果が期待できます。
③うがいで喉を守りましょう
外出から帰ってまず行う花粉対策としてのおすすめは「うがい」です。鼻から吸い込んだ花粉は鼻粘膜の線毛の働きで喉へと送られます。うがいで洗い流して、いがらっぽさを解消しましょう。
また、規則正しい生活を心掛けて栄養バランスの良い食事を摂ることで免疫力を低下させない事も重要です。
玄関で花粉をシャットアウト
屋内への侵入ルートである玄関で花粉をシャットアウトすることで室内に持ち込まないようにすることも重要です。
①玄関先で花粉を払う
衣類や体についた花粉を払う際は、手ではなくウエットシートを使うのがおすすめです。手で払うと花粉が舞い上がってしまう可能性がありますが、ウエットシートを使うことで花粉を吸着できます。玄関先にゴミ箱を置いておくとウエットシートを捨てられるため、花粉を家に持ち込まずに済みます。
②外出着は部屋に持ち込まない
花粉を落とした後のコートやバッグ類は、なるべく玄関に収納をしましょう。コートラックや壁面フックなどがあると、外出着を玄関前に収納する際に便利です。
上手な換気で花粉を減らしましょう
気温が高い11~15時頃が花粉の飛散ピークの時間帯とされています。換気は日中は避けて朝や夜に行いましょう。開窓の幅を10cm程度にすることと、レースのカーテンを使用すること。これで侵入する花粉を約1/4に減らすことができるそうです。
また、空気清浄機の設置で室内に侵入した花粉を除去できます。花粉の粒子は30~40㎛とされていますのでそれ以下の粒子をキャッチできる製品であれば、花粉対策としての効果を期待できます。
リフォームで花粉症対策
ちょっとした工夫で花粉を持ち込まないお住まいに。花粉症対策リフォームのほんの一例をご紹介します。
①玄関に手洗いスペースを設置
玄関に手洗い器を設置することで手についた花粉をしっかりと落とせます。家の中に持ち込む花粉の量が減ればご家族を花粉症で悩ませるリスクも減らせます。感染症対策にも効果的なリフォームです。
②室内干しで洗濯物を花粉から守る
浴室乾燥機の設置や室内干しツールの設置で飛散ピークのこの時期でも安心。梅雨時や台風シーズンにも活躍します。
③玄関収納の設置
玄関に上着やバッグなどを置いておける収納スペースの設置は有効です。花粉除去アイテムも常備しておきましょう。
花粉症対策リフォームのご相談は
花粉症を完治させるのは容易ではありません。とすれば、現状より少しでも快適になるようリフォームで出来ることを考えましょう。クラフトホームでは様々なご提案をご用意しております。まずはお気軽にご相談下さいませ。