クマふと通信2024年2月号
Kumaft Tsushin
その疲れ、寒暖差疲労では?お住いの寒暖差にご注意を!
特に何もしていないのに異常に疲れを感じたり、食欲が減退したりなどの原因が良く分からない不調を感じた事はありませんか?その疲れ、もしかすると『寒暖差疲労』かもしれません。今回は気温差が7℃以上ある日に症状が現れやすいという寒暖差疲労について原因や対策をご紹介して参ります。
寒暖差疲労の原因とメカニズム
寒暖差疲労とは、大きな気温差を感じた際に体温を調節しようとして自律神経が働きすぎて過剰にエネルギーを消費してしまうために起こる症状のことです。主な症状としては疲労感や肩こり、頭痛、めまい、食欲不振などが挙げられます。1日の最高気温と最低気温との差が7℃以上ある日や、前日との気温差が7℃以上ある日に症状が現れやすいとされています。
自律神経は身体を活発に動かす時に働く「交感神経」と、身体を休める時に働く「副交感神経」で成り立っています。この2つの神経がバランスを取りながら、呼吸や体温、心拍、消化などの生命活動に欠かせない機能をコントロールしています。寒暖差が大きい日は、この自律神経の働きが1日の中で何度も急激に切り替わるため、臓器に大きな負担が掛かって不調を誘発するのです。
約75%の人が「住まいの中での寒暖差」を感じながら生活
住設機器メーカーのリクシルは住まいの「寒暖差」に関する意識調査を実施し、2023年12月に結果を発表しました。「冬、普段生活しているご自宅の中で過ごしている際に寒暖差を感じる事がありますか?」という設問では、74.1%の人が「感じる」「どちらかというと感じる」と回答。ほとんどの人が同じ家の中で過ごしていても、場所や時間によって寒暖差を感じているという事が分かりました。寒暖差を感じる人のうち「寒暖差を感じる瞬間」で最も多かった回答は、「朝、起床し布団から出る時」の69.5%でした。2位の「脱衣所で服を脱ぐ時」は48%と、1位の69.5%と21.5ポイントという差が見られ、非常に多くの人が起床時に寒暖差を感じている結果となりました。
こうした環境は寒暖差疲労を引き起こし、真冬にはヒートショックのリスクも高まります。
断熱リフォームでリスク軽減
冬の朝、起床し布団から出る時は特に大きな温度差が生まれやすく注意が必要です。血圧の急激な変化はヒートショックを引き起こす危険があります。手の届く範囲に羽織れるものを用意しておくことや、暖房のタイマーの有効活用で朝方、部屋が暖かくなるようにするなどして部屋の気温差を一定に保ちやすくすることも対策の1つです。また、断熱リフォームにより家を暖かくすることで起床時の血圧が低下するという研究結果もあります。
朝布団から出る際に感じる寒さは全身の血管を収縮させ血圧を上昇させます。
血圧が高い状態というのは「血管の壁に強い圧力がかかっている」ということです。そのままにしておくと血管が徐々に傷みやすくなり、脳や腎臓、心臓などに負担がかかることで大きな病気・障害を引き起こしやすくなってしまいます。断熱リフォームによってお住まいの中での寒暖差を少なくすることで血圧の上昇を抑え、病気や障害のリスクを軽減しましょう。(左図:断熱リフォーム前後の起床時の血圧の比較)
断熱は窓から
冬の暖房時の場合、58%の熱が窓やドアなどの開口部から出入りしています。そのため窓の断熱が非常に効果的で内窓を設置することが非常に有効です。内窓の設置で既存の窓との間に空気の層を作ることで断熱材の役割を果たします。傷みや不具合が目立ってきた窓を新しい窓に取り替えて断熱性能を向上させるのもお勧めです。窓の断熱リフォームは冬場の寒暖差を軽減させるだけではなく真夏の暑さ対策にも非常に有効です。寒暖差疲労やヒートショックのリスクを軽減させさらに冷暖房効率も著しく向上、省エネ効果も高いリフォームです。例えば、9カ所の窓に内窓を設置した場合は748kwhの節電となり年間冷暖房費にして約20,000円節約する事が可能です。(写真左:内窓設置の窓リフォーム施工例 写真右:カバー工法による窓リフォーム)
断熱リフォームのことならお任せ下さい
お住いの中での寒暖差をなくすリフォームは身体的ストレスを軽減しご家族全員が健康で生活できる環境をもたらします。真冬も真夏もメリット沢山の窓の断熱リフォームのことなら実績豊富なクラフトホームに何なりとご相談下さいませ。