急激な温度差は危険です！

冬場に暖かいリビングからお風呂やトイレに行く時にその温度差で凍えることはありせんか？真冬にトイレに立つ時、寝具の中と冷え切った廊下やトイレで体感する温度差は20℃近くにもなる場合もあります。急激な体感温度の変化は血圧を大きく変動させ、身体に悪影響を与えます。これをヒートショックと言い、脳梗塞や心筋梗塞などを引き起こす危険があります。家庭内では特に浴室やトイレで発生することが多く、12月や1月など冬場の入浴中の心肺停止状態発生件数は夏場の約11倍にもなります。

ヒートショックの軽度の症状では「めまい」や「立ち眩み」が起きます。寒い場所から暖かい場所に移動した際に起きやすいです。症状が出たら、ゆっくりしゃがむか可能であれば横になり楽な姿勢をとって血圧の変動が落ち着くのを待ちましょう。無理に動こうとしたり、立ったままの状態でいようとすると足のもつれや失神などで転倒する恐れがあるため危険です。家族を呼べるようなら助けを呼びましょう。ゆっくりと深呼吸をしリラックスするように心がけてください。

入浴中突然死のメカニズム

入浴中に突然死に至る背景として、入浴前後に起こる急激な血圧変動が重大なリスク要因だと推測されています。
冬の脱衣室や浴室では室温が10℃以下になることもあります。寒い脱衣室で衣服を脱いで裸になると、寒冷刺激によって血圧が急激に上がります。一度急上昇した血圧は、浴槽の暖かいお湯につかり血管が拡張することで反対に急降下します。血圧の急降下による意識障害、失神が浴槽のお湯の中で起きるため死に至ると考えられています。

一般的にヒートショックを起こしやすい人には以下のような人が多いとされています。
■65歳以上の高齢者である
■高血圧、糖尿病、動脈硬化の持病をもっている
■不整脈がある
■太っている、肥満気味である
■一番風呂や熱めのお湯が好きである
■食後・飲酒後にお風呂に入ることがある
温度差に影響される血圧の変化は、年齢に関係なく誰にでも起こります。ご高齢の方だけでなく若い人もヒートショックを起こす可能性があります。「自分にも起きるかもしれない」と意識することが大切です。

温度のバリアフリーでリスクを軽減しましょう

ヒートショックを防ぐには住まいの中の温度差を小さくする事が最も重要です。廊下や水廻りにも暖房を設置したり、窓などの開口部の断熱性能を上げることで防ぎましょう。窓の断熱性能を高めることはお住まい全体の断熱性能を高める結果になります。

窓の断熱は効果抜群！

心暖房の効率が悪く部屋がなかなか暖かくならないのは熱が外部へ逃げてしまうからです。室内の熱は窓や玄関、勝手口などの開口部から室外に流出します。断熱サッシや複層ガラスに取り換えたり、内窓をつけ二重サッシにすることで断熱、遮熱性能は大きく改善されます。 内窓のサッシには樹脂製のサッシを使用すれば結露しにくくなりますのでカビの発生を抑える事にもなり呼吸器疾患などの予防にも繋がります。

寒いところをなくすリフォームを

　

ヒートショックが起こりやすい浴室、トイレ、廊下などの寒さ対策をしましょう。浴室は保温性、気密性の高いユニットバスにリフォームすることで室内の温度だけでなく湯の温度も下がりにくくなります。洗面所と浴室には暖房乾燥機の設置が有効です。トイレは暖房便座の設置や暖房機能付き便器に変えることでトイレ内の温度を上げることができます。

床・壁・屋根の断熱で健康住宅にリフォーム

床下断熱施工や遮熱・断熱効果の高い塗料で外壁や屋根を塗装することで暖房効率を大幅に向上させる事が出来ます。このように断熱リフォームで外気の影響を受けにくくなり、一年を通して快適に過ごせるので、身体への負担が小さくなります。断熱リフォーム前後で比較すると起床後の血圧の数値が上昇気味の傾向の方の血圧上昇を抑えられ、健康な値に近付いたというデータも発表されています。

暖かいお住まいで健康を維持しましょう

断熱リフォームを行った後は、リフォーム前に比べて血圧が低下することや健康診断の結果の基準値の向上、夜間頻尿の発症率の低下などの様々な効果が得られる事が実証されています。また、脂質異常症の発症を抑制したり、つまづきや転倒事故発生の減少に繋がり総じて健康寿命が延びるという結果に結びついています。
真冬に暖かくお過ごしになれる断熱リフォームは真夏の暑さも軽減、冷暖房効率を向上させ室内熱中症の発症を予防します。温度のバリアフリーリフォームのことなら実績豊富なクラフトホームにお気軽にご相談下さいませ。

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