クマふと通信2023年2月号
Kumaft Tsushin
電気代が高い!?上手な節電で節約を!
物価高騰の折柄、家庭の光熱費の負担も軒並み高くなっています。テレワークなどで家にいる時間が増えたこともあり、照明や暖房など電気代のウエイトはますます増えてきています。
しかし、ただ「高い!」と嘆いていても電気代は下がってはくれません。今回はちょっとした工夫と意識がポイントの上手な節電テクニックをご紹介致します。
電気代が掛かる家電ランキング
2021年の『省エネ性能カタログ』によりますとエアコンに続いて洗濯機、食洗機、冷蔵庫の順で電気代が高くなっています。使用時の消費電力が非常に高く使用時間も比較的長いため、これらは年間の電気代のうち4/5を占めています。
エアコンに掛かる年間電気代はエアコン1台当たり16,038円~51,894円となります(部屋の広さによって金額が違ってきます)。洗濯機(洗濯乾燥機)の年間電気代は8,869.5円~21,681円、食洗器は年間15,176.7円の電気代が掛かると言われています。もちろん機種や使用条件によって金額に変動はありますが、年間の電気代の中で大きなウエイトを占めているのが分かります。
今すぐ出来る節電術・基本編
電気代を節約するにはいくつか方法がありますが、どなたでも簡単に出来るごく簡単な節約術をご紹介します。まずは基本的な節約方法から見ていきましょう。
①使わない時はコンセントを抜く
コンセントにプラグを挿しておくだけで待機電力が消費されます。こまめにコンセントから抜くようにするだけで節電・節約が期待できます。特にスマホの充電器はつい挿しっぱなしにしがちです。使用時にのみコンセントに挿すように意識しましょう。
②省電力(エコモード)設定を利用する
家電製品には省電力モードが搭載されているものが多くありますので利用して節電に役立てましょう。この機に省エネ家電に買い替えることで節電に繋がるケースもあります。
家電ごとの節電方法
家電によって使い方をほんの少し意識するだけで節電に繋がります。冬の電気代のウエイトはエアコンが一番高くなりますので特に節電を意識して次の方法を実践してみましょう。
①エアコンの節電方法
・設定温度の見直し:環境省では冬季の室温は20℃、夏季の室温は28℃にする事を推奨しています。設定温度を1℃緩和した場合の消費電力量は、冷房時約13%、暖房時約10%削減されると見込まれています。
・フィルターの清掃:フィルターが汚れていると冷暖房効率が下がります。フィルターは定期的に清掃して運転に負担を掛けないようにしましょう
・室外機:周りに物を置かれていたりゴミが詰まっていると熱交換の妨げとなります。
・自動運転モードを使用:自動運転(オート)モードは自動で室温を最適化するため効率よい運転が可能ですので、結果的に節約になります。
・頻繁にオン・オフをしない:電源をオンにした直後から設定温度に達するまでが最も電力を消費します。頻繁なオン・オフはかえって電気代が上がってしまう可能性もあります。
・運転に応じて風向きを変える:暖房の風向きは「下」、冷房の風向きは「上」に設定すると暖められた空気は上へ、冷たい空気は下へ下がる性質を利用できます。
②冷蔵庫の節電方法
・温度設定:設定温度を「強」から「中」(冬の場合は「中」から「弱」)にした場合、年間で61.7kWh節電出来ます。
・詰め込みすぎない:食品の詰め込みすぎは冷気の流れを悪くし効率が低下します。
・開閉回数や時間:扉の開閉回数や時間が長くなるともう一度冷やすために電気代が掛かってしまいます。少なく&短くを意識しましょう。
断熱リフォームは節電リフォーム
節電の鍵となるのはやはり「窓」です。冬の暖房時には、58%もの熱が主に窓から流出しています。熱の出入りが多い窓の断熱がしっかりされていない場合、暖房で温めた熱が外に逃げてしまいます。
そこで内窓の設置や断熱性能の高いトリプルガラスの窓に交換することがおすすめです。9か所の窓に内窓を設置し断熱性能を高めた場合、748kwhの節電となり年間冷暖房費として約20,000円の節約になるという検証結果が出されています。
節電に繋がるリフォームはクラフトホームへ
冷暖房効率がぐんと向上しご家族全員が快適にお過ごしになれる断熱リフォームは節電に大いに貢献します。実績豊富なクラフトホームに何なりとご相談下さいませ。