クマふと通信2021年6月号
Kumaft Tsushin
梅雨時の洗濯のお悩み、部屋干しの嫌な匂いをなくすには?
九州や中国・四国など西日本では平年より早い梅雨入りとなった今年ですが関東地方はほぼ平年並みではないかと予想されています。ただし、今年は梅雨前線の活動が活発化するとの予想で降水量も多くなるのではないかとみられています。
蒸し暑く洗濯物が乾きにくい不快な季節ですね。今回は梅雨時の洗濯のお悩み、部屋干しの嫌な匂いをなくして快適に過ごすヒントをご紹介致します。
匂いの原因は?
部屋干しの嫌な匂いの正体は「モラクセラ菌」という雑菌が主な原因です。
この菌が洋服に付着した皮脂などの汚れを食べ繁殖・増殖していく事で匂いが発生するのです。
平均的にこの雑菌が増殖し匂いを発するのは「5時間後」と言われていますので、5時間以内に乾かす事ができれば雑菌が増殖しにくくなるため嫌な部屋干し臭を抑えられるのです。
①早く乾かすポイント
洗濯物を並べる時に間隔を空ける事で空気の通り道を作るのがポイントです。部屋干しに限らずズボンや長袖のシャツ・トレーナーなどは逆さまにして干すのが良いでしょう。
②アーチ干しがポイント
より空気が抜け通りやすいように「アーチ型」になるように干すと、ランダムに干した時よりも乾燥時間の向上が見込めます。左右の両サイドはタオルやTシャツなど丈の長いものを、中央に向かって靴下やハンカチなどだんだん短いものを干すようにして通気を良くするのがポイントです。
③サーキュレーターの使用
小雨が降っている状態でリビングルームで部屋干しした際の乾燥時間は6時間半程度とされています。サーキュレーターなどで人工的に風を当て5時間以内に乾燥させるようにしましょう。
その際は洗濯物の下の部分に風を向けるようにしましょう。洗濯物の水分は吊り下げた下の方向に集まっていきますのでこの箇所の空気の動きを大きくする事で乾燥を促します。
エアコンや除湿機などで湿度を下げるのも効果的です。
④浴室乾燥機で快適に
温風を出して気温を上げ、結露した水分をスピーディーに蒸発させられる浴室乾燥機は衣類の乾燥にも力を発揮します。
浴室の結露やカビを予防したり冬場のヒートショック対策などと、メリットの多い浴室乾燥機は是非設置しておきたいアイテムです。
⑤洗濯槽の掃除もお忘れなく
洗濯槽に発生するカビも要注意です。いくら乾燥時間を短くしてもカビが洗濯物に付着してしまうと匂いの原因になります。定期的に清掃をしておきましょう。
⑥洗剤の組み合わせで快適に
乾燥時間と合わせて注目したいのは使用する洗剤の組み合わせです。
国立感染症研究所は新型コロナウイルス感染症患者が使ったシーツや枕カバーなどのリネン類について、家庭用洗濯機で通常通りに洗えば感染リスクは低くなるとの見解を公表しています。
コロナ対策にも洗濯は重要な位置を示すことから部屋干しをする際の洗剤として除菌・殺菌効果がある酸素系漂白剤が注目されています。特に酸素系漂白剤の粉末タイプと粉洗剤との組み合わせは部屋干し臭対策に高い効果が認められています。
(ご注意)酸素系漂白剤の中には単体で洗濯に使用する事を推奨していないものもあります。パッケージに記載されている使用方法をご確認の上ご使用下さい。
高温多湿な梅雨、ご家族の健康も考慮したリフォームで快適に
有害物質抑制効果が高いエアコン、ロスナイ換気システム、浴室乾燥機や部屋干しユニットなど憂鬱な季節を快適にしてくれるリフォームをご提案致します。是非クラフトホームにご相談下さいませ。
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