クマふと通信2024年4月号
Kumaft Tsushin
知っておきたい住まいのメンテナンススケジュール
住宅は年月の経過に合わせて、様々なメンテナンスが必要になってきます。雨や風、熱や雪などの自然環境に常時さらされ、さらには生活する中での使用劣化も進んでいく中、適切なタイミングでお手入れや補修を行えば劣化を抑え末長く快適に暮らすことが出来るのです。
今回はお住まいを右図のように
①構造(躯体) ②室内全般 ③設備機器 ④屋根 ⑤ベランダ・バルコニー ⑥外壁 と大きく6つに分けてメンテナンスのポイントとスケジュールについてご紹介して参ります。
①構造(躯体)
躯体とはお住まいの根幹となる「骨組み」を指します。地震が頻発する中、耐震性能を満たすためにその劣化を防ぐことは必須です。木造住宅は躯体の多くは木材で構成されており「屋根」「外壁」「内壁」覆われています。主となる成分が木材である以上腐朽を避ける必要があり、屋根・外壁の防水処理は住宅を長持ちさせる上で絶対必要な処置となります。水や湿気を原因とする木材腐朽・経年劣化を見過ごして躯体そのものまで傷めてしまう例があります。例えば大きな地震があった後や大型台風の後などのタイミングでそれらの自然災害でお住まいが何らかのダメージを被っていないか点検する余地があります。
②室内全般
日常の生活空間である室内のクロスや床、ドアなどはその使用頻度や掃除等のお手入れの方法によって補修のタイミングが変わります。
下記を目安にチェックし、必要に応じて補修しましょう。
③設備機器
設備機器も日常使うものです。毎日使用して30年間保つ設備機器はありませんので、5年のサイクルで点検・補修や交換を検討しましょう。上手なタイミングでパーツやユニットの交換ですることで機器の寿命を伸ばす事が出来ます。
給湯器に関しては、法定点検対象品となりますので10年毎の入替えを推奨しています。
④屋根
屋根は常に雨風を受け時には台風などの自然の驚異を受け、真夏の猛暑や真冬の寒さにさらされています。特に近年増加する紫外線量や劇的な雨量により想定外の損傷や劣化の可能性が高く、定期的なメンテナンスが必要です。
⑤ベランダ・バルコニー
ベランダやバルコニーは、漏水の原因の上位に位置しています。これは、壁面との取り付け部分の劣化の対応の必要性を意味します。
また、外部に出る踊り場として考えた場合、水による腐朽は危険です。対応として、10年に一度の防水処理が必要となります。
⑥外壁
外壁も屋根と同様に、外部環境の影響を直接受ける部位です。また、住宅の外観のイメージに大きくかかわる部位でもあるため、定期的なメンテナンスを行う必要があります。外壁も下地材と仕上材に分かれていますが、屋根と大きく違うのは壁材をつなぐシーリングという部位がある点です。
シーリングは、5年後ぐらいから劣化しひび割れや粉化し始め(チョーキング)、10年後には打替えを行う必要があります。目地は10年毎の打ち替えが前提となります。外装材は、その材によって10年毎の再塗装、30年後の貼り替えとなります。
お住まいのメンテナンスはクラフトホームにお任せ下さい
家の劣化や不具合を放っておくと、大規模な工事をしなければならなくなります。外壁塗装を長年行わないと塗装が剥げて雨漏りが起こりやすくなり、その結果内壁や断熱材を劣化させるのです。内壁や断熱材の交換工事は大がかりで外壁塗装の塗り直しより費用がかかります。このように不具合を長期間放置してしまうとより費用と期間が必要になるので小まめなメンテナンスを心掛ける事が重要です。クラフトホームは点検から必要なメンテナンスまで一貫して承っております。是非お気軽にご相談下さいませ。